ソニー デジカメ(Cyber-shot)の電源が入らない時の修理

ソニー Cyber-shot で「電源が入らない」「すぐ落ちる」症状は、バッテリーの劣化・接点不良から、基板の故障まで原因に幅があります。データ(メモリーカード)はそのまま、本体側を診断・修理します。

こんな症状ではありませんか?

この機種で多い原因

バッテリーの劣化・充電不良

純正バッテリーの寿命や充電器不良で起動できないケース。最初に切り分けます。

バッテリー/基板端子の接触不良

端子の汚れ・変形・腐食で通電が不安定になる場合。接点整備で改善することがあります。

制御基板の故障

基板の損傷・コンデンサ不良で起動できないケース。基板修理で対応します。

修理に出す前にできるセルフチェック

  1. 別の純正バッテリー/充電器で起動を切り分け
  2. バッテリー室の端子の汚れ・変形を確認・清掃
  3. 満充電状態で再起動を試す
  4. 型番(DSC-◯◯等)と症状(無反応/すぐ落ちる)を控える

上記で改善しない場合は内部部品の交換・基板修理が必要です。分解は感電・データ消失・症状悪化のリスクがあるため、無理をせず専門の修理にお任せください。

修理費用の目安

端子・接点整備は¥4,000〜、基板修理は¥8,000〜が参考目安です。

料金は機種・症状により変動するため、上記は参考目安です。診断後に正式なお見積りをご提示し、ご了承いただいてから修理を行います。診断・お見積りは無料、修理不可と判断した場合は修理費用はいただきません。

メーカー修理との違い

ソニーは旧機種を修理対応終了とすることがあり、メーカーでは買い替え案内となる場合があります。当工房は終了機種も診断を承り、バッテリー・端子など軽い原因なら低コストで延命できることが多くあります。

修理の流れ

  1. LINEで機種名(型番)と症状をお知らせください(写真があるとスムーズです)
  2. おおよその目安料金と所要期間をご案内します
  3. 本体を当工房までお送りいただき、診断・お見積り
  4. お見積りにご了承いただいた後、修理作業
  5. 動作確認のうえご返送(修理期間の目安は2週間〜1ヶ月)

修理事例(動画)|ソニー DSC-WX350 の液晶チラつき+電源ボタンを直す

電源ボタンが押し込めない・反応しないソニーのデジカメも、メーカー修理が終了していても直る場合があります。下は、SONY DSC-WX350 の電源ボタン基板のドームスイッチを別機器から移植して復旧させた実際の修理事例動画です。液晶のチラつき(ケーブル緩み)も同時に修理しています。

この修理事例の概要

メーカー / 機種ソニー SONY Cyber-shot デジタルカメラ
型番DSC-WX350
症状画面がチラチラする/電源ボタンの押し込みが浅く反応しない
診断結果液晶フレキシブルケーブルの緩み+電源ボタン基板のドームスイッチ潰れ
結果液晶ケーブルを差し直し/別機器の同形状スイッチを基板へ移植して復旧
メーカー対応修理対応終了機種(メーカー受付不可)
この事例の修理費用6,000円(症状・機種により変動。診断後に正式お見積り)

この事例で起きていたこと

1回落としたあとに画面が乱れた、というご相談でした。原因は液晶のフレキシブルケーブルの緩みで、抜き差しで復旧。電源ボタンは長期間「強く押す」を繰り返すうちに、基板側のドーム状スイッチ(メタルドーム)が潰れて戻らない状態になり、押しても接点が閉じなくなっていました。今回は手元にある別機器の同形状スイッチを移植して動作を取り戻しています。

当工房の対応方針

修理を担当するのは

本件の修理担当は、機械工学を専攻し大学院を修了、大手電子機器メーカーで日常家電から電気自動車まで幅広い商品開発に携わった技術者です。基板・スイッチ・フレキシブルケーブルの取り扱いの知見をもとに、原因を見極めた修理を行っています。

動画でご覧いただけること

実際にソニー DSC-WX350 を分解し、液晶ケーブルの差し直しから電源ボタン基板のスイッチ移植まで、工程を順に公開しています。メーカー対応終了でも「直したい」一台を諦めずに直す具体例として、ぜひご覧ください。

動画の内容(書き起こし全文)

下記は本動画の内容を文字に起こしたものです(修理担当者の解説をそのまま掲載)。画面が長くならないようスクロールできる枠内に収めています。

こんにちは、家電リペア工房 京です。今回はご依頼いただいたデジタルカメラの修理をしていきます。メーカーはソニー、型番は DSC-WX350 です。

症状は、画面がチラチラするのと、電源ボタンの押し込みが浅くなったというもの。2箇所触る必要があります。お預かりは6,000円でいただいております。

実際に修理を始めます。まず症状を確認します。電源は入りますが、ボタンはタッチパネルのような感触で、カチッという押し込み感がありません。画面はガサガサに乱れています。シャッターは動きません。液晶画面、もしくはカメラ側の配線が緩んでいるのかな、と予想します。

このカメラは何度か修理を依頼いただいていて、開ける場所はもう覚えています。順番が前後しますが、まずバッテリーを抜きます。中を触ったときに変にショートしないようにするためで、爆発まではいかなくても危険なので最初にバッテリーは外します。

手前のフレームをペロっと剥がし、ネジを外して液晶画面を取り外します。1回落として画面がおかしくなったと伺っていたので、液晶ケーブルのずれが原因の可能性が高いと判断し、ケーブルを抜いて差し直します。バッテリーを入れて動作確認——あ、戻りました。液晶ケーブルのずれが原因でした。カメラ側が壊れていると大ごとでしたが、これはラッキーです。画面はきれいに映るようになりました。

次は電源ボタンです。電源ボタン部分はカメラとフレームが噛み合っているので、先にカメラ(レンズユニット)を外します。フレキシブルケーブルを2箇所外すと、レンズユニットだけ取り出せます。プラプラしているとうっかりちぎれる可能性もあるので、外してしまったほうが安全です。

電源ボタンの基板を見ると、ボタンを押した時にドーム状の接点がペコっとへこんで、離すと戻る、という構造です。今回は強く押されすぎたのか、ずっとへこんだ状態になっていました。これを交換したいのですが、ここまで開けるのは初めてです。サイズが合えば、手元にある某ゲーム機のコントローラーのスイッチも似た構造なので、流用してみます。

倉庫から漁ってきたコントローラーのスイッチをサイズ確認すると、ばっちりすぎる。剥がして移植します。中身はやはり同じ部品。コントローラーは2021年前後のもので、このカメラは2014年ぐらいの製品ですが、それだけの時間が経っても同じ部品が使われ続けているのは興味深いところです。

移植してテープで補強し、戻していきます。コンデンサがまだ放電しきっていなかったようで少しビリッときましたが、これがあるからコンデンサは危ないんですよね。動作確認すると、ボタンのカチカチ感が戻りました。問題の電源ボタンも気持ちよく押せます。

最後に全体を閉めて、動作確認。電源ボタンOK、液晶OK、画面はきれいに映ります。きれいに直りました。修理完了です。予想通り、液晶はケーブルのずれで治り、電源ボタンも某ゲーム機のスイッチが使えるとは私も驚きでしたが、うまく直ってくれました。

今回は最初にお預かりした6,000円での修理となります。ちなみにこのご依頼者様は、このカメラの写真の風味がお気に入りで、メーカー修理はもう終わっているのですが、それでも使いたいということで度々ご依頼をいただいています。

身の回りの電気で動くものを幅広く修理しています。掃除機、扇風機、推しキャラのペンライトといった限定品まで受け付けていますので、気になる方はぜひお問い合わせください。

同じような症状でお困りなら、機種名と症状をLINEでお送りください。診断・お見積りは無料、修理不可と判断した場合は修理費用はいただきません。ソニー デジカメ修理ガイドもご覧ください。

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