コンパクトデジカメで最も多いトラブルが「レンズエラー」です。電源を入れると「レンズエラー」「E18」「ズームエラー」といったメッセージが出て、そのまま電源が落ちてしまう症状で、特に沈胴式(電源を入れるとレンズが繰り出すタイプ)のコンデジに発生します。本記事では原因・対処法・修理費用の目安を解説します。
レンズエラーの代表的な症状
- 電源を入れると「レンズエラー」「E18」と表示されて落ちる
- レンズが繰り出した状態のまま戻らない
- ズームレバーを動かすと異音がする・止まる
- レンズが半分しか出てこない/引っ込んだまま動かない
- シャッターが切れない・撮影画面が真っ黒
レンズエラーの主な原因
1. レンズ内部への異物混入
カバンの中に裸でデジカメを入れていると、砂・ホコリ・繊維くずなどがレンズの隙間から内部に入り込みます。沈胴式レンズの可動部に異物が噛み込むと、繰り出しや収納の途中で動きが止まり、エラーが発生します。海辺やキャンプなど、砂・ホコリが多い環境での使用後によく発生する症状です。
2. 落下・衝撃によるレンズユニットのズレ
カメラを落としたり、ぶつけたりした際に、内部のレンズユニットがわずかにズレてしまうケース。外観に傷がなくても、内部の精密な機構がズレるとレンズが正常に動作しなくなります。レンズの繰り出し時に「ガガガ」と音がする場合はこの可能性が高いです。
3. ズームモーター・ギアの劣化
長年の使用でレンズを動かす小型モーターやプラスチックギアが摩耗・破損するケース。10年以上前のモデルでよくある故障です。モーター単体の交換またはレンズユニットごとの交換が必要になります。
4. バッテリー電圧の低下
バッテリーが劣化して電圧が下がると、レンズを動かすパワーが足りずにエラーが出るケースもあります。古いバッテリーをずっと使い続けている場合は、まず新しいバッテリーで試すと改善することがあります。
自分でできる応急処置
修理に出す前に、以下の手順で症状が改善する場合があります。試す前に必ず電源をOFFにしてください。
- バッテリー・SDカードを抜いて10分置く(基板のリセット)
- バッテリーを満充電してから再装着(電圧不足の切り分け)
- レンズ周りをエアダスターで優しく吹く(異物の除去)
- レンズ鏡筒を軽く押し戻してから電源ON(半繰り出しのリセット)
※レンズを強く押したり、無理に回したりすると、内部のレンズユニットが破損して修理費が高くなります。改善しなければそれ以上触らず、修理に出してください。
修理費用の目安
当店でのレンズエラー修理費用の目安です。
- 異物除去・沈胴ユニット調整: ¥8,000〜
- ズームモーター・ギア交換: ¥10,000〜
- レンズユニット一式交換: ¥15,000〜
診断はLINEで無料、修理不可と判断した場合は費用ゼロです。メーカーで「修理対応終了」と言われた古い機種でも、部品入手が可能であればお引き受けします。機種名・型番をお知らせいただければ事前に対応可否をお調べします。
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